コミュニケーションの重要性

介護士として働く際、一番問題になりやすいのが人間関係の構築でしょう。施設の同僚たちとの関係構築も難しいですが、もっとも大変なのは利用者との関係構築です。コミュニケーションが苦手だという人には、介護の仕事はなかなか辛いものとなってしまう可能性があります。
施設のスタッフや利用者との人間関係が上手く構築できないがために、早期離職をしてしまう人も少なくはありません。一般的に介護業界の離職率は、他の業界に比べても高いと言われています。非正規で働く人が多いというのも一つの理由なのですが、人間関係の構築が難しいという介護業界ならではの理由も含まれています。
現在はどこの施設も人材不足なので、応募してくれた人は積極的に採用をしているようです。しかし、その多くが早期離職をしてしまって、結局は人手不足が解消されないという悪いサイクルが出来つつあります。

しかし、それは施設でのみ介護の仕事をする場合です。これからは在宅介護が中心になっていく可能性が高いため、チームで仕事ばかりではなくなる可能性があります。利用者との関係構築はあるため、そこは慣れる練習をする必要があるでしょう。一対一で、しかも相手の生活空間での対応ですから、施設内にいるときよりかはコミュニケーションが取りやすいでしょう。テレビを見ながら介護をしたりすると、話題にも困らなくなります。
大勢の人と接するのが苦手だという人は、在宅介護を中心に職探しをしてみるといいかもしれません。在宅介護は今後さらに数が増えていくことは間違いがないので、将来性という意味においても優れています。